2010年09月23日

速聴に関わる教材

「速聴」というものについて話してみたいと思います。


一時期の勢いはありませんが、日本語・英語を問わずはやっているし、かつてはこんな教材が最終兵器のごとく語られていたことがありました。
http://www.sokucho.com/


ここの教材はフルセットで購入すると車なみの料金がかかります。


今一番目に付くのはエブ○デイ・イングリッシュというでしょうか。


しかもこの教材、ある部分は某聞き流すだけ教材をちゃっかりパクってます。


この速聴ってやつなんですが、完全におかしな理論かというとそうでもないというのが僕の意見です。が、やり方を間違うと意味がないと思います。


たとえば、エブ○デイ・イングリッシュなんかは「動態なんちゃら」というものすごい理論名つけてる割に「48%増しの速さで聞くことにより普通のスピードがスローモーションに感じる」なんて小学生みたいなこと言ってますが、これはまずもってないです。


高速から降りてきたときに周りの景色がとまってるように見えるという、あの効果と同じです。名前を忘れた・・・・


販売サイトでも「感じる」といって表記しているように、本当は遅くはなってないんです(笑)。


はっきり言えば、その場限りの「錯覚」なんですね。


単純に考えて、48%増しのスピードとかで話すことってないんですし、理論的根拠も極めて弱い。


実際の会話は速くなるところと、ならないところがある。(メリとハリ)


そんなのを一切無視して早口言葉のごとくひたすら速くしたものになんの意味があるのでしょうか。


ネイティヴは、あくまでも「普通」にしゃべっているのであって、決して「早口言葉」をしゃべっているのではありません。


学習者を馬鹿にするのもいい加減にしろ!って感じがします。


ネイティヴと話したことある人はわかりますよね。彼らの英語が「速い」ってのと、単純に48%増しにした「速い」ってのは全く別物なんですね。


録音した僕らの日本語を2倍速で聞くのと、速くしゃべるのが全く異なるのと理屈は同じです。


つまり、「速いのを聞けばノーマルスピードは遅く聞こえる」というのは単なる錯覚であって、特にリスニングに効果はないということです。


これに関する反対理由その1。

 
基本的に「ノーマルで聞いても意味のわからないものを48%増しで聞くことで意味がわかるようになる」なんてオカルト現象は起こりえません。


ただでさえ意味がわからないのにさらに速くしてどうするんでしょう?


まだ歩くことのできない赤ちゃんに、走れと言っているみたいなもんです。


反対理由その2
その行為が意味不明


1点のみ考えられるのは、あくまで個人的経験にもとづいてなのですが、「速聴は脳みその回転を早くする」ということが言える気がするからです。


脳科学上はまだ極めて黒に近いグレーゾーンではないでしょうか。詳しい人いたら教えてください。


つまり、本当に速聴をすることで脳が活性化するかどうかはまだ未知なんです。


でも、僕が実際日本語や英語で速聴をやってみて、結構頭の調子がよくなった気がしたんですね。


だいぶ継続しましたが、結構調子がよくなります。


某社が言ってる「科学的に実証されている」というのはひとつの学説であり、嘘なんですが
実際にやってみると確かにそんな気はします。


そして英語の場合、「きちんと聞き取れているものを2倍3倍にして聞く」と、その活性化による集中力アップ効果によって確かによい効果が得られている気がするのです。くどいようですが、個人的にです。


万人に勧めるということはしませんが、かなりリスニングができる人ならばやってもいいんじゃないかなあと思います。


ちなみにエブ○デイ・イングリッシュなんか買わなくていいです。


あの教材が最悪とかいうわけではなく、単にぼったくりすぎです。


今はテクノロジーの時代なんです。


1万円くらい出せばかなりきれいに4倍速までしてくれるパソコン用ソフトウェアが買えますから、持っている音声で速聴は充分可能です。


最近はDVDまで速聴できるやつもありますしね。


まとめ

「速聴という行為は、脳を活性化させるために行うものとして効果があるかもしれない。リスニングに直接的な効果はないですから、聞き取れる英文を速聴するのはよいが、聞き取れない
英文を速聴するのは効率が悪いか無意味。」


追加

そういう教材を勧めているサイトは疑いの目を向けてみる必要があるかもしれない。
posted by 英語学習マルチ情報館管理人 at 10:31| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月21日

動詞 govern など「おさめる」系について

生徒から質問のあった単語について書いているこのカテゴリ、


今回はおさめる系の動詞でgovern、reign、administer、ruleです。


英語の定義はそれぞれ以下の通り、


govern
= to officially and legally control a country and
  make all the decisions about taxes, laws,
  public services etc

  

公的かつ法的に国を支配し、税や法律や公共サービス
などについて全ての決定をすること。


reign
= to rule a nation or group of nations
  as their king, queen, or emperor


1国もしくは複数の国家を王、女王もしくは皇帝
として治めること



administer
=  to manage the work or money of a company or organization


会社や組織の業務や金銭を管理すること


rule
= to have the official power to control a country
  and the people who live there



国やその住民を支配する公的な権力を持つこと


要するに

govern は「政治支配する」という意味合いが強く、

reign は「王などによる支配」であり、

administer は「行政管理、運営管理」に使われ、

rule は「専制的な力の行使」を暗示します。



もちろん、このイメージから派生して応用的に使われることがあるんですが、最初はこんな感じで気楽に捉えてくださいませ。


例文

Is the country being governed by the right people?
国は適切な人によって統治されていますか。


The firm reigns supreme in the field.
この会社はその分野で支配的な力をふるっている。
※この場合、その会社が「王様」みたいな存在なんですね。


These powerful drugs must be administered extremely carefully.
これらのよく効く薬はきわめて慎重に投与されなくてはならない。

※この単語は医療関係の文脈でよく見ます。


The court will rule on the matter.
法廷はその問題に判決を下すだろう。


以上、「おさめる」系の動詞でした。











posted by 英語学習マルチ情報館管理人 at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | いろんな動詞について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月19日

勝手な見解ですが、スピードラーニングはオススメしません。


yahoo知恵袋でこんなやり取りがありました。


【 質問の要点 】

1 スピードラーニングは効果あるのか?

2 石川遼が愛用して英語を話せるようになったらしいが
  本当に効果があるのか?

3 高いので、効果なかったら詐欺に近いのでは?


【 ベストアンサーの要点 】

1 教材なんてしょせんは詐欺に近い。

2 効果も保証があるわけじゃない。

3 その教材を使ったと遼くんが言うとともに、
  その結果こんなに上手いというのを見てから
  買っても遅くはない。


真意のほどはわかりませんが、


「教材なんてしょせんは詐欺に近い。」という見解はあまりにも乱暴過ぎるし、「効果も保証があるわけじゃない」も当たり前と言えば当たり前。最後の部分のみはまあまあ正論かもしれません。


こんな乱暴な回答がベストアンサーとは・・・・と思ったら他に回答者がいませんでした。(笑)


さてさて、スピードラーニングに関する僕の見解を述べます。


この教材にはいくつか問題点があると思ってます。ここでは大きく3つにしました。


1点目
「聞き流すだけで英語が口から飛び出す」という部分のクローズアップ



一番の問題は「だけ」と断言してることでしょう。遼くんのインタビュー記事を読むとわかりますが、「聞き流すだけ」ではありません。書いたり真似してるって言ってます。
(上げ足とりにきこえたらゴメンナサイ)


にも関わらず「聞き流すだけ」をクローズアップしてる点が僕は好きではありません。


それと、ここで詳しくは話せませんが、彼の高校におけるエピソード(もちろん英語に関して)も聞いたことがあります。それらを総合すると彼がこの教材だけで学習しているわけはありません。


インタビューの中で次のように言ってます。
「ですから基本的に話すときは、『スピードラーニング』の英語をまねしているだけですね。」


基本的にはなんです。


(ここもあげ足取りみたいで申し訳ないのですが、こういう部分をさりげなく折り込んでわからなくしてあることは大変問題があると思うんです。)


他もあるんですよ。


それからサポートとして月2回のネイティブとのフリートークをやってます。聞き流すだけじゃないじゃん。と言いたい。


まあ、効果を見るための実践の場を用意してくれていると思うことにすればいいのか・・・やっぱりおかしい。


2点目
価格が高過ぎる。



お得な一括セットでも161,280円(税・送料込)


分割なら初回が9,870円
残りは毎月4,515×46ヶ月ですから207,690円


合計すると217,560円


この計算が合ってるかどうかわかりませんが、少なくとも全巻で最低16万円かかるというのはわかります。


高すぎると思うのは僕だけ?


3点目
スピードが遅いし、キレイ過ぎる



僕は教材評価を必ず購入して使用後に行なうようにしてますが、その時は英語だけのCDは何と別料金でした。


今は込みになってますね。こちらの英語のみCDはナチュラルスピードということですが、うーん、遅いと思います。


ちなみに販売サイトを見るとサンプルの音声が見当たらない。テレビのCMではちょっと聞いたことがある気がしますがサイトには無い。


英語だけの方はまあまあ早いと思いますが、日本語、英語パターンのほうと来たらもう・・・・英語は遅いし日本語もなにやらぎこちないし・・・・


推測の域をでませんが、サイトにサンプルを「出せない」のだと思います。ナチュラルではないから。その点もマイナス要因になると判断してます。


他にもありますが、もういいでしょう。


以上の点から個人的にはオススメできないと言うのが僕の意見です。



追伸:


販売サイトのビデオで受講者の方が「早く上達する秘訣は無い」と断言してました。


ビデオですから何となく流れてしまうかもしれませんし、それが具体的にどういうことなのかはきちんと語られてませんが、僕は「だから48巻全部買おうぜみんな!」というように聞こえちゃいました。


毎月1巻ですから月払いだと4年間教材が贈られて来るんです。教材名と矛盾してるなあと思ったのは僕だけでしょうか。


posted by 英語学習マルチ情報館管理人 at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑いを示す動詞

受験生の相手をすることが多いので、単語帳に目を通すのは日常茶飯事。


そんなことをやっているので知らず知らずの語彙が積み重なっていくのはまあ役得と言えます。好きな英語で給料をもらっているわけですから本当に恵まれていると思います。僕は。


昨日ある単語帳を見てたら笑いの表現がまとめてあり、ふと昨今の入試問題では昔と比べて「笑い」に関する表現が少ないかなあと。論文調の英文が多くなってきたからでしょうか。


なので「笑」に関する動詞をちょっと拾ってみましょう。小説なんかを読む時に役立ちますよ。


取り上げるのはgrin、chuckle、mock、ridicule、giggleです。


一番下に乱暴ですがまとめてあるので長い説明はかったるい方は下を見てくださいませ。


1 grin
  =to smile widely


「にっこり笑う」という訳語がよく付きますが、日本人のにっこりよりも口を大きめ開けるくらいがgrinの感覚に近いです。でも、最近の高校生は口を開けてにっこり笑うか・・・・


2 chuckle
  = to laugh quietly


「くすくす笑う」、「ほくそ笑む」など比較的プラスイメージを伴います。


3 mock
  = to laugh at someone or something and
   try to make them look stupid by saying
   unkind things about them or by copying them
(長!)

「人やモノに関して声を上げて笑い、酷いことを言ったりモノマネをしてそれらをつまらないものに見せようとする」


「あざ笑う」という感じがピッタリです。


4 ridicule
  = to laugh at a person, idea etc
    and say that they are stupid


「人や考えを笑い馬鹿馬鹿しいと言う」


こちらも「あざ笑う」という感じですが、人の口調や間違いを「○○だってよ〜」とか言って真似て笑うのがmockに近い感覚。


例をあげてみましょう。


例1 Mike mocked his teacher's way of speaking.
   「マイクは先生の口調を真似てからかった。」


ridiculeは意識的に悪意をこめ、見下している感じが強いです。


例2 He was ridiculed for insisting that a typewriter is
   superior to a word processor.
  「タイプライターのほうがワープロよりすぐれていると言い張って
  ばかにされた」


何言ってんだあいつ・・・という雰囲気を感じましょう。


5 giggle
  = to laugh quickly, quietly, and in a high voice,
   because something is funny or
   because you are nervous or embarrassed


「何かがおかしかったり、人が緊張してたり、気まずかったりして高い声で静かに穏やかに笑うこと」


「くすくす笑う」ってことですよ。chuckleも「くすくす」ですが、こちらの方はからかってる感じが強いです。


なにせ in a high voice ですから女性と子どもに使われるような解説がされますが、実際には男性にも使います。


男だってくすくす笑いますよね。


乱暴にまとめます。


「にっこり笑う」     grin
「ほくそ笑む」      chuckle
「真似して馬鹿にして笑う」mock
「あざ笑う」       ridicule
「くすくす笑う」     giggle


以上、笑いに関する表現でした。

posted by 英語学習マルチ情報館管理人 at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | いろんな動詞について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月17日

動詞 evaluate


evaluateについて質問をもらったので書いておきます。


単語帳の似たところに「〜を評価する」という訳語でevaluateとassessがあったのですが違いを教えて欲しいとのこと。


ついでにestimateも考えましょう。


evaluateは
to judge how good, useful, or successful something is
ということ
「どのくらい良い、役に立つ、上出来かを判断すること」


assessは
to make a judgment about a person or situation after thinking carefully about it
ですから
「人や状況について慎重に考えた後に判断を下すこと」


estimateは
to try to judge the value, size, speed, cost etc of something, without calculating it exactly
なので
「正確な計算無しに何かの価値、サイズ、早さ、コストなどを判断しようとすること」


evaluateはvalueという語が入り込んでいることからも「価値判断」の意味合いが強いです。


assessはやはり「じっくり感」があります。環境影響評価のことを環境アセスメントといいますが、感じが良く出ています。


estimateは「個人または一部所が個別で判断する」ニュアンスを含みます。


それぞれかぶるところもありますが、
出来る時には使い分けるようにするといいですね。
英文をいっぱい見て慣れましょう。


例文・フレーズ
You should be able to evaluate your own work.
自分の仕事の判断は出来るようになるべきだよ

a report to assess the impact of advertising on children
子どもに対する広告の影響を評価する報告書

He estimates his losses at \200,000,000.
損失を 2 億円と見積もっている

posted by 英語学習マルチ情報館管理人 at 14:33| Comment(0) | TrackBack(1) | いろんな動詞について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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